2005年７月、国際通りにオープンした人気店「波照間」の２階に、2006年４月、新しい店が出来ました。名前はズバリ「波照間２階」。開店当初は、八重山民謡にちなんだ「とぅばらーま」という名前でしたが、「島唄と地料理 とぅばらーま」の店が別にオープンしたことに伴い、その後、名前が「波照間２階」に変更になりました。

「波照間２階」は「波照間」と同じく、本格的沖縄地料理が味わえる店ですが、それに加えて、店内でライブを楽しめることが大きな特徴となっています。
旧暦の８月13日、月夜の下に、毎年八重山で開催される民謡大会｢とぅばらーま大会｣をイメージして、店内にそのステージを再現。ステージ前の中庭にはさんごを敷き詰め、まるで波照間島の砂浜で、ライブを楽しんでいるような雰囲気を造り上げました。

また、国際通りから「波照間２階」へと上がる階段は、洞くつのような空間をつくり、工夫を凝らしました。これは、“迷い込んだ洞くつを抜けると、古きよき時代を思わせる最果ての島―波照間島の光景が広がっていた”というコンセプトに基づくものです。

その他、琉球石灰岩、赤瓦、木などの材料は、「波照間」の時と同じく、今回もこだわりました。時間が経つほど風合いを増した本物の素材が放つ重厚感を感じていただけたら幸いです。