依頼主の当初のオーダーは、キッチン、ダイニング、トイレのリフォーム。
大まかな内容は、
・リビングの隣にあった和室を取り払い、スペースをリビングダイニングに追加
・壁の色を薄黄色系に変更
・対面キッチンへ変更
・ピンクのタイルだったトイレの壁を白にして、手洗いを追加
・リビングに合わせて、床、クロスの変更
というもの。
リフォーム内容とイメージについては、依頼主の方で、すでに、きっちりとしたものを持たれていました。基本は、依頼主が所持されていたガレのシャンデリア。繊細かつ優雅な桜の装飾が施された美しいシャンデリアが似合う部屋が依頼主のイメージ。同じように、トイレの手洗い用として、特注の美しい琉球ガラスの手洗いがすでにあり、その手洗いが似合うようなトイレもイメージされていました。そのため、そのイメージを現実にどういう風に実現するかが、ポイントとなりました。

こちらからご提案させていただいたのは、依頼主が選んだイエローのクロスに似合うモールディング、大理石調のタイル、さらにアール・ヌーヴォーを彷佛とさせるようなデザインのドア、ゆるやかな弧を描く壁面など。また、白を希望されたトイレの壁には、タイルの上から取り付けられる白のキッチンパネルをお勧めしました。

結果、リニューアル後の依頼主のインテリアのコーディネートと相まって、個性的で美しい空間が出来上がりました。